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児玉清さんと外国の原書評論 [日常]

先日児玉清さんがなくなった。いうまでもなく、クイズ
アタック25の司会者だった人。ずっと見ていたわけで
はないが、彼が司会をやっていたのは覚えてる。最近
お笑いの芸人さんが物まねをやっていたのも知ってい
たが、あまり印象がない。

児玉さんを知っていたのは読書家である、ということ。
渡米する前か、した後だったか、定かではないけれど
NHKラジオの英語会話のテキストに彼の洋書の評論があった。
英語でこれらを読み飛ばすなんて、なかなかすごいと
当時思っていて、その読み物は毎月楽しみにしていた。

彼のお気に入りはマイケル・クレイトンだったと思う。
いわずもがな、ジュラシックパークが代表作だ。
他にもパトリシア・コーンウェルやシドニィ・シェルダンなど
日本でも多数日本語訳が出て、どちらの言語でも
楽しめるような作家を紹介してる記憶がある。彼なりの
これも配慮だったのかも。

ただ自分も彼のほとんどの本を原書で読んだが、
シドニィ・シェルダンの英語が非常に簡単なのは
劇作家の経験から意識的に万人に受け入れられる
よう(アメリカの基準でも)平易な英語を用い、
さらに口述(彼は作家でも書いてない!)で秘書に
タイプさせていたから。こんな豆知識を得られたの
は児玉清さんのエッセイのおかげである。

彼の冥福を心からお祈りします。テキストはまだ
どこかに眠っているから、機会があったときにまた
読んでみようかな。

P.S.シドニィ・シェルダンの本は本当に簡単で、多少
わからない単語があっても十分に読むことができます。
英語の原書を読むとっかかりにはうってつけです。
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